下眼瞼脱脂（ふくらみ取り）
下眼瞼脱脂（ふくらみ取り）とは
目の下のふくらみ（眼窩脂肪）をまぶたの裏側から切開して取り除き、目袋を解消させる方法です。簡便で侵襲も少ない治療で人気ですが、目の下のくぼみが強い方や頬のボリュームが少ない方は脱脂のみでは落ちくぼんだ感じになることが予想されるため、脂肪注入を組み合わせることもあります。
下眼瞼脱脂がおススメの方
・目の下のふくらみが気になる方
・手軽に目袋を解消したい方
・ダウンタイムが少ない方法をご希望の方
下眼瞼脱脂（ふくらみ取り）を受けるまで
- ご予約
まずはカウンセリングのご予約をお取りください。WEB予約から「美容外科カウンセリング」を選んでいただけるとスムーズです。お電話でも受付しています。 - ご来院
ご予約の日時にご来院ください。目元のメイクは落としていただきます。 - 診察
ドクターが診察し、最適な術式を提案させていただきます。あわせて、リスク説明も行います。手術なので、ご理解しておいていただきたい注意点が多数ございます。よく聞いてご納得していただいたうえで手術をお決め下さい。 - 日程調整
受付の者が手術費用の概算をお伝えし、日程のご案内をいたします。 - 血液検査
術前の血液検査を受けていただきます。同時に当日の注意事項について説明をいたします。持病の内服薬等がある場合は内容がわかるようにしておいてください。
手術当日～術後の流れ
- 写真撮影
手術前の状態を記録するために写真を撮影します。 - デザイン
一緒に確認をしていただきながら、デザインを行います。 - 静脈麻酔（オプション）
下眼瞼脱脂は局所麻酔のみで手術をすることもできますが、恐怖心が強い方や痛みに弱い方は静脈麻酔を使って、眠っていただいてから手術を行うことも可能です。この場合、術中はお痛みや時間の経過を感じることはありません。 - 手術開始
まぶたの裏側から切開して手術を行います。下眼瞼脱脂のみであれば両目20分程度で終了します。 - 術後
終了後、目元の圧迫と冷却を行います。静脈麻酔の場合は、目が覚めて、しっかり動けるようになるまで院内で1～2時間程度お休みしていただきます。術後運転は控えていただいていますので、公共交通機関でご帰宅いただくかお迎えをお願いしてください。 - 検診
翌日に診察にお越しいただいています。その後は2週間後、1か月後、6か月後に診察をさせていただいています。
ダウンタイム
腫れ：およそ1週間程度でおおまかには落ち着きます。ただし完全に落ち着いた状態になるまでは３～６か月かかります。
内出血：内出血をすることがあります。２～３週間程度で徐々に消えていきます。
結膜浮腫・結膜出血：まれに白目がむくんでブヨブヨしてみえたり、白目に血がたまって赤くみえることがありますが、こちらも2週間程度で消えていきます。
目の異物感：2週間程度気になる場合があります。点眼薬を処方しています。
術後の過ごし方
洗顔：手術翌日から可能です。ごしごしこすらないようにやさしく洗ってください。
入浴：当日からシャワー浴は可能です。湯船につかる入浴は腫れが落ち着いてからにしてください。
メイク：翌日から可能です。
コンタクトレンズ：術後1週間控えていただき、眼鏡等でお過ごしください。
運転：術後1週間を目安に控えていただいています。
リスク、副作用
・出血、血腫：めったにないですが、術後出血したり創部に血液がたまった場合は処置を行います。
・感染：感染が疑われる場合は抗生剤の投与による治療を行います。
・アレルギー：まれに、術中に使用する麻酔薬や術後の飲み薬にアレルギーを起こす可能性があります。アレルギーの治療を行います。
・仕上がりの左右差：まぶたの形状はもともと左右対称ということはほとんどないため、仕上がりも左右差が残ることがあります。
・凹みが気になる：もともとふくらみの下のくぼみが強かったり、頬のボリュームが少ない方は凹みが気になることがあります。脂肪注入やヒアルロン酸注入を検討します。
・知覚鈍麻・しびれ：一時的に感覚がにぶくなったり、しびれがでることがあります。半年程度で改善します。
料金
| 下眼瞼脱脂（ふくらみ取り） | |
| 下眼瞼脱脂（下まぶたふくらみ取り） | 220,000円 |
| 下眼瞼脂肪注入（下眼瞼脱脂オプション） | 220,000円 |
| 静脈麻酔（手術オプション） | 55,000円 |
施術を受けられない方
- ご妊娠中の方
- 下まぶたに感染性の疾患や高度の炎症が起こっている方
- 下まぶたに腫瘍性の病変がある方
- 過去6か月以内に下まぶたの切開手術を受けている方
- 血液をサラサラにする薬（抗凝固薬）を内服されている方
よくある質問
下眼瞼脱脂の術後、痛みはどの程度ありますか？
術後の痛みが強いということはほとんどなく、痛み止めでおさまります。
下眼瞼脱脂法の術後、いつから仕事復帰できますか？
お仕事の内容や、ご本人がどの程度人目を気にされるかによります。見た目に関しては、1週間程度は腫れや内出血があるものの、術後数日でマスクやお化粧をしてごまかせる場合が多いとは思います。また、車を運転したり、危険な作業に従事したりする仕事の方、体を激しく動かすような仕事の方は、1週間仕事を休んでいただいています。
下眼瞼脱脂をすることによって視力に影響がでることはありますか？
視力が変わることは通常ありませんが、腫れが強いうちは視界がぼやけて見えることがあります。1週間程度でもとに戻ります。
下眼瞼脱脂のあとは冷やしたほうがいいですか？
２～３日は数時間おきに10～15分程度冷やすことを推奨しています。ただし過度に冷やすと創部の血流が悪くなる可能性があるので、それ以上は控えていただいています。
脱脂のみできれいになりますか？
年齢が若く、ふくらみの下のくぼみがあってもわずかで、頬のボリュームが十分にある場合は脱脂のみでもいいと思います。それ以外の場合は脂肪注入との組み合わせや裏・表ハムラ法をお勧めすることが多いです。